サワラは皮を取り、お造りの刺身と同じように切り身にしたものがネタになります。さわら茶漬けのネタ(サワラ)はこのほか、地域や家庭によっては皮付きを使う場合や少し炙(あぶ)ったりタタキにしたものを使う場合などのバリエーションがあるそうです。なお、お隣りの加茂川地区でもさわら茶漬けの風習がありますが、こちらは皮付きの刺身を使っています。
特製のタレに一晩漬け込んでおきます。いわゆる「ヅケ」の状態にします。地域によっては生醤油にひたしたり、浸け込まないなどのバリエーションがあるようです。このタレは、旧 旭町内の老舗「合資会社 江原醤油醸造場」製のコクのある醤油をベースに甘辛い味付けとなっています。
なお、かつて江与味では醤油は自家製でした。その味を楽しめるのが同社の製造する「天狗醤油」です。
おいしいお米の売り文句はいろいろありますが、江与味産の米はすべてが該当します。使用している米の品種はヒノヒカリで、その特徴はコシヒカリから受け継いだ食味のよさですが、栽培条件を整えればさらに糖度が増してとても上品な旨みのあるお米を収穫できます。
昭和50年代までは、江与味産茶葉を出荷する製茶工場もあり、盛んにお茶を生産していました。製茶産業が衰退したからといって江与味産茶葉がなくなったわけでもなく、お茶漬けによく合う味のお茶を生産しています。
江与味は、工業排水や生活排水に汚染されていない豊かな清流や湧水(わきみず)がふんだんにあります。近い将来はこだわりのワサビが提供できるよう、研究中です。
「江与味さわら茶漬け」をこよなく愛する会
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